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3D CADか手作りか…ジュエリー製作の工程において大切にしていること

2026.06.22 コラム

たまにではありますが、

「CAD(キャド)で作られたジュエリーは…」

「手作りのジュエリーは…」

というお話を耳にすることがあります。

内容としては「手作り=高級」「CAD=量産品」というイメージを持たれてる事が多いのかなと感じます。

確かに職人の手間と時間と技術が要される手作りはお値段が上がる傾向があり

CADはデザインを決めれば同じものを沢山作る(量産化する)ことが出来ます。

しかしそんなに単純な話ではないのです…

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CAD(キャド)とは、Computer Aided DesignもしくはComputer Assisted Design の略で、

どちらもコンピューター支援設計という意味です。

具体的にはジュエリー専用のソフトを使い、コンピューター上で立体的なデザインを作成します。

完成したデータは3Dプリンターやワックス造形機によって立体化され、

その後、鋳造(キャスト)を経て金属になり、ジュエリーとして完成されていきます。

最近のジュエリー業界では、このCAD技術はごく当たり前のものになっていて、

ハイブランドでも、宝飾店でも、デパートでも

陳列されているジュエリーはほとんどがこのCAD技術を使ったものです。

世界中、日本中の店舗にジュエリーを配給しなければならない訳ですから

効率よく沢山作る上でCADを使うというのは自然な流れでしょう。

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一方、手作りは、金属の板や線材を直接加工しながら形を作る方法です。

職人が地金を切り、曲げ、ロウ付け(金属の接合技術のこと)をし、削り出しながら完成させます。

職人が手間も時間もかけ、なおかつ高い技術も必要とされるので

手作りジュエリー=高級というイメージに繋がるのだと思います。

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美しい作りのジュエリーを製作する事がゴール、とするならば

それぞれの強みを上手く取り入れ、そして仕上げには職人の手が介入する事が重要だと考えています。

CADは正確性に強いです。

石座の高さを0.1mm単位で調整する

左右対称を完璧に揃える

立体的で複雑なデザイン

これを人の手で完璧にやるとなると

大変骨の折れる作業になり、その分工料が積み上がっていくことになります。

それは商品の値段に乗ることになるので、結局はお客様の負担が増えてしまう訳です。

ですがCADを使えば無理なく実現できます。

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じゃあCADを使ったジュエリーも美しく設計さえすれば、高品質に出来上がってくるのか

というと、CADを使用したジュエリーは一律に同じクォリティではないと私は考えています。

中には型を使って作った事がよく分かってしまう、「量産品」といった雰囲気を捨てきれないものもあります…

必要以上に均一な厚みになったり、面が機械的になったり、どこか硬い印象と言いますか…

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キトリノでは製作するジュエリーに合わせて、手作りすることもありますし、CADを使用することもあります。

そして細部や仕上げには必ず職人さんに介入していただいています。

宝石に対してやたらと大きい爪…

どこか立体感に欠ける、柔らかさにも欠ける…

正面以外は雑な作り…

そんな事がないように細部の美しさまでこだわり抜いています。

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つまりは本当に大切なのは製作方法が手作りかCADかという事ではなく、

そのジュエリーが美しいか、着け心地がよく、長期使用にも耐えられるのかという事です。

キトリノでは手作りだから特別に値段を上げるということはしていません。

繊細なパヴェリングを作るならCADが合理的かもしれませんし、

地金の柔らかな表情を活かした一点物なら手作りが向いているでしょう。

ジュエリー作りは技法の優劣を競うものではなく、

美しさを追求し、お客様に感動していただくための手段であると、そう感じています。

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最近はオーダーと納品ラッシュが続いています。

初めましてのお客様も多く、小さいジュエラーを信頼してくださることに感謝でいっぱいでございます。

夏に着けたいカラーストーンジュエリーや地金ジュエリーも新作が登場予定です。

楽しみにお待ちください♬